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ミルコの衰退-格闘家の限界と格闘技業界の現状-

ミルコ・クロコップ・・・2001年8月19日、「K-1 ANDY MEMORIAL 2001」にて”プロレス代表”として当時”IWGPヘビー級王者”だった藤田和之を短時間で”膝蹴り”によって”TKO”を奪った事によって”格闘技界”そして”プロレス界”に大きな衝撃を与えた男! その後も、高田と引き分け(事実上ミルコの勝ち試合?)、永田をあっさり倒し、それから桜庭を倒し、更に藤田との再戦にも勝利したミルコは”プロレスハンター”の異名を得る事になります。これによって、時代はますます”格闘技ブーム隆盛期”を迎え、一方プロレスは”元新日本プロレスレフェリー”ミスター高橋著の「流血の 魔術、最強の演技」といった”暴露本”を出版された事によってますます窮地に追いやられます。

ミルコは”プロレスラー”以外でもヴァンダレイ・シウバと引き分け、マーク・ハントを”判定”で破り、更にレミー・ボンヤスキーを”KO”し、そしてもう一人”格闘技界”において日本中を騒がせていた”野獣”ボブ・サップをも”右ストレート”一発でいとも簡単に勝利し、その後”PRIDE”へ本格参戦し、更にヒース・ヒーリングやイゴール・ボブチャンチンといった”強豪”を破る事でPRIDEにおいても”トップ戦線”に駆け上がる事になります。そして、いつしかエメリーヤエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと並ぶ”PRIDE3強”の中に数えられるようにもなりました。

しかし、ヒョードルやノゲイラとは違いほぼ”打撃オンリー”でのし上がったミルコにやがて”限界”が見えるようになったのも事実です。まず、2003年11月9日、「PRIDE GP 2003 決勝戦」にて”負傷欠場”したヒョードルに代わってミルコがノゲイラと”PRIDE暫定王座”を賭けて戦う事になりましたが、ノゲイラの”関節マジック”の前にあえなく敗退。更に、2004年4月25日「PRIDE GP 2004開幕戦」にて明らかに”格下”のはずであるケビン・ランデルマンにまさかの”惨敗”を喫してしまいました。確かにあれはある意味”事故”だったのかもしれません。ただ、ひとつ言える事はランデルマンが”打撃”を食らわないように動き回った上、”レスリング的戦法”にこだわったのが”勝因”だったのは確かでしょう。つまり、これまで藤田も桜庭もなし得なかった”レスリング技術”をいかした完璧な”打撃潰し”をランデルマンはやってのけたのだと思います。それがその後のミルコを次第に衰えさせる事につながったのは言うまでもないと思います。

それでも、ミルコは一応は”復活”し、そして再び勝ち続けて、そしてやがてヒョードルの持つ”PRIDE ヘビー級王座”へ挑戦する”切符”を掴む事は出来ましたが、2005年8月28日あえなく”判定負け”を喫してしまいました。更には同年の12月31日の「PRIDE 男祭り」にて”第4の存在”とも言えるマーク・ハントにも”判定負け”をしてしまいました。しかし、翌年5月に開幕した「PRIDE 無差別級 GP 2006」では、吉田、シウバらに勝利し、そして”決勝戦”にてノゲイラを破ったジョシュ・バーネットに”TKO勝ち” し、念願の”優勝”を果たしました。しかし・・・この年の6月5日、PRIDEを主催する”DSE(ドリーム・スペース・エンターテインメント)”が”暴力団との関係”を週刊誌に報道されたことを理由にフジテレビから”放送契約破棄”を申し渡され、それが原因で翌年の2007年10月4日、PRIDEは事実上”消滅”し、それを機にミルコもアメリカの”UFC”へ転進する事になります。

しかし、この事が今度は”日本プロ格闘技界”そのものにも影響を与える事になってしまいます。それまで、”格闘技=ガチ(真剣勝負)、プロレス=ヤオ(八百長)”というものがある意味”スローガン化”されていた事で格闘技の”優位性”が保たれていたのが、PRIDEと関わっていた”暴力団”の存在、ミルコの”UFC”での敗戦続き、更には”PRIDE晩期”における”UFC系選手”の思わぬ活躍によって”格闘技=真剣勝負”という構造にも”疑問”を持つようになった人が増えたのは確かでしょう。(更にそれを如実にしたのが2006年12月31に行われた「Dynamite」における秋山成勲VS桜庭和志戦にて、勝利した秋山が実は体中に”オイル”を塗っていた事が発覚した事件) いずれにしても。ここ日本において”プロ興行”を成立させるためには少なからず”演出”は避けられないのだと思います。

そして、先だっての9月23日に行われた「DREAM 6 ミドル級GP 2008 決勝戦」にて、ミルコはやはり”格下”のはずであったアリスター・オーフレイムと戦った訳ですが、もはやミルコの”衰退振り”は隠せなくなった試合だったことは言うまでもありません。かつては、相手の”タックル”も、”マウント”もうまく”ガード”を取ってかわしていたのに、今回ばかりはその”余力”も無くいとも簡単に”タックル”に入られ、そしていとも簡単に”マウントポジション”を取られて成す術がなくなっていました。こんなミルコを見るのはランデルマン戦以来だと思います。確かに”年齢的”にも衰えたのは間違いないでしょうし、もはや”総合格闘技”において”打撃のみ”という戦法が通用しなくなってしまった証拠だと思います。しかし、なぜかオーフレイムの”ローキック”が”金的”に入り”ノーコンテスト”という”不透明”な結果に終わってしまいました。この時点で”ヤラセ”を疑った人は少なくないと思います。やはり、いくら”格闘技”と言ったって、同時に”ビジネス”でもあるんだから”次のカード”へつなげるための”細工”を施すのは当然だと思います。もはや、この期に及んで多くの”格闘技ファン(にわかファンも含めて)”がプロレスを安易に”八百長呼ばわり”する事なんて出来ないでしょう。

まぁ、仮にミルコがヒョードルとの対戦に漕ぎ着けたとしても、もはや両者の”差”は歴然としていると思います。もはや、今のミルコはサップ同様”ロートル”になったと考えた方が良さそうです。となると・・・果たしてヒョードルは誰が倒すんだ? しかし、そのヒョードルだっていつまでたっても”無敗”であるはずが無いでしょうけどね。

【OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦】
〈日時〉9月23日
〈会場〉さいたまスーパーアリーナ
〈観衆〉

(第1試合 -ミドル級(84kg以下)リザーブマッチ-)
○アンドリュー・ナカハラ(2R 0分30秒 TKO)ユン・ドンシク●

(第2試合 -ミドル級(84kg以下)GP準決勝-)
○ゲガール・ムサシ(1R 1分28秒 三角絞め)メルヴィン・マヌーフ●

(第3試合 -ミドル級(84kg以下)GP準決勝-)
○ホナウド・ジャカレイ(1R 1分27秒 腕ひしぎ逆十字固め)セルグ”弁慶”ガレシック●

(第4試合 -ミドル級(84kg以下)GP準決勝-)
○中村K太郎(2R終了 判定2-1)アドリアーノ・マルチンス●

(第5試合 -ヘビー級(93,1kg以上)ワンマッチ-)
○セルゲイ・ハリトーノフ(1R 2分15秒 KO)ジミー・アンブリッツ●

(第6試合 -フェザー級(63kg以下)ワンマッチ-)
○山本篤(2R終了 判定3-0)所英男●

(第7試合 -ミドル級(契約体重)ワンマッチ-)
○船木誠勝(1R 52秒 踵固め)ミノワマン●

(第8試合 -ウェルター級(76kg以下)ワンマッチ-)
○桜井”マッハ”速人(2R終了 判定3-0)弘中邦佳●

(第9試合 -ミドル級(84kg以下)ワンマッチ-)
○秋山成勲(1R 6分26秒 腕ひしぎ逆十字固め)外岡真徳●

(第10試合 -ライト級(70kg以下)ワンマッチ-)
○青木真也(1R 1分10秒 裸絞め)トッド・ムーア●

(第11試合 -ヘビー級(93,1kg以上)ワンマッチ-)
▲アリスター・オーフレイム(1R 6分9秒 ノーコンテスト(ローブロー))ミルコ・クロコップ▲

(第12試合 -ミドル級(84kg以下)GP決勝-)
○ゲガール・ムサシ(1R 2分15秒 KO)ホナウド・ジャカレイ●
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  1. 2008/10/04(土) 08:10:00|
  2. 格闘技|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
<<八百長と暴力団 | ホーム | 真壁もまた・・・>>

コメント

さて、問題は・・・

 問題はひとりミルコにとどまらず、ヒョードルもまた同じ事が言えるような気はします。なぜならば、試合数がやたらと少ないので。

 高額なファイトマネー、沸騰する人気、後を追いかけて来ていたはずなのにいつの間にか現実の本人を追い越してしまう過剰な期待感=伝説・・・ヒョードルは確かにたまに出て来ても圧倒的に強かったです。しかし(私はWOWOWで放送再開されたUFCをたまに見るのですが)UFCの狂気じみた戦いを見ればヒョードルクラスの強さは散見されますし、「60億分の1」という日本のテレビ屋がつけた肩書きも疑問が付きます。

 ヒョードルはファイトマネーで稼げる時に稼いで金持ちになって、戦わなくなってしまいました。また、日本の格闘ビジネス界はそういう金になる「幻想」を育て、きっと幻想を叩き壊すことで再興を図ってくると思います。

 プロレス幻想を壊したように。

 ただ、格闘家はワンマッチで稼ぐ事ができる金額が半端ではないので交渉してもなかなかリングに引っ張り出せないというのと、日本での大きな格闘技興行が一時期のような集客力を持たなくなって大会そのものが減ったこと、さらに格闘技人気を牽引する次世代のヒーローが出て来ない(実力的には十分だとしても、キャラクターとして前にいる者を越えられないジレンマ)現実が、ますますヒョードル幻想という名のバブルを大きくしているのが今の現状だと思います。

 ミルコはそれが弾けてしまいまいした。次の試合が、誰と戦うのか…アリスターとの再戦を避けてイージーな相手と戦うようであれば、それは完全なる「幻想バブル」の崩壊ですよね。
 プロレスファンは「あの頃」を覚えてますから、ここでミルコを因縁のあるプロレスラーと当てればまだまだ盛り上がるでしょうね。
 ま、ミルコに勝ってしまえば今度はそのレスラーが付け狙われることになって…悪循環というか、暗黙の了解というかは続いて行くのでしょう。

 こんな「邪推」も含めてなんだかんだ言って楽しませてもらっています。 
  1. 2008/10/05(日) 05:55:58 |
  2. URL |
  3. フクフク丸 #oKAhFFW.
  4. [ 編集]

アマ=実力社会、プロ=階級社会

要するに”プロ”として”金を貰いっている世界は、もはや”実力社会”では成り立たなくて、そこにはいつしか”階級制度”が生まれてしまうのは歴史的に見てももはや覆しようのない”普遍の現実”なんだと思います。

はじめは”実力勝負”の世界だったとしてもそこから一人”英雄”が生まれてしまったら、それを”持続”させなければ”商売”としては成り立たなくなります。そのために、いつしか”階級制度”が生まれてしまい、その”階級”を超えてはいけない”暗黙の了解”みたいなものが生まれてしまうのでしょう。それがやがて”八百長”ないし”ヤラセ”に発展してしまうのだと思います。

”次世代の英雄”がいない状態であれば、いくら”実力的”に衰えても”古い英雄”を使い続けなければならなくなるのでしょう。しかし、それは”プロレス”ならば何とか成り立つと思いますが(今の武藤や健介の例もありますから)、”総合”や”Kー1”ではやはりきついでしょう。どうしても”ごまかし”が効かなくなりますから。それでも何とかごまかすために”不透明”な結果を出さざるを得ないのだと思います。

武藤や健介が決して”ヤラセオンリー”で現在”チャンピオン”になっているとは思いませんが、一ついえる事は、”プロレス”の場合は”ロープブレイク”が出来て、しかも”場外エスケープ”も出来、更には”ジャッジ”が不在なため”レフェリー”さえ見ていなければ”反則”さえもOK、という”ゆるいルール”の中に成り立っています。だから、いくら”体”がボロボロでも”頭”を使えばいつまでも”トップ”に君臨する事が可能なんですよ。それに対して、”K-1”や”総合”の場合は”厳しいルール”の中であくまでも”体”をフルに使って戦っている訳だから、当然ながら”限界”があるのは事実です。いくら”キャリア”を積んでも若くて体力のある選手に年を取った選手がそう簡単には勝てない世界なんですよね。だから、プロレスみたいにいつまでも”幻想”を持続させるには無理があるのだと思います。

そう考えた場合、どっちが”ガチ”でどっちが”ヤオ”か?という概念自体も考え直す必要があると思います。”厳しいルール”で本当に”ガチ”をやった場合はもっと”新陳代謝”が早くなければならない、と言うことなんだと思います。

そう考えると、僕は”プロレスファン”を続けて本当に良かったと思っている今日この頃です(笑)
  1. 2008/10/05(日) 11:53:07 |
  2. URL |
  3. スーパーpsy野神 #5FAMoxZ6
  4. [ 編集]

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