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最後に笑った馬場の遺伝子

平成16年2月20日、新日本プロレスの両国国技館大会における、日本プロレス史上初の団体の至宝を賭けた”IWGP&三冠ヘビー級ダブルタイトルマッチ”において、”三冠王者”小島聡が”IWGP王者”天山広吉を下して団体の枠を超えた”四冠王者”となった。これにて、長年の”ライバル団体”であり、長年の”確執”のあった新日本、全日本の”決着”に事実上”終止符”が打たれる事となった。

”王道プロレス”と呼ばれた全日本プロレスに対し、絶対的な”強さ”をアピールし、”ストロングスタイル””キングオブスポーツ”と呼ばれたのが新日本プロレス。ジャイアント馬場の”マンネリ化”したプロレススタイルに辟易したアントニオ猪木はもっと”格闘技色”の強いプロレススタイルを目指して、昭和47年日本プロレスを離脱し新日本プロレスを旗揚げ。”しごき”とも呼ぶべき過酷な”練習メニュー”で若手を育成し、一方”リング上”では”異種格闘技戦”を試みた事で観客の前に名実共に”強さ”をアピールし、”新日最強”の看板を掲げるようになった。この時点では、多くのファンは”新日>全日”、”猪木>馬場”という見方をするようになっていたのは言うまでもないだろう。しかし・・・。
全日本では鶴田や天龍が”頭角”を表す様になると、馬場はすぐさま”第一線”を退いたのに対して、新日本は藤波と長州が”名勝負数え歌”と呼ばれた”ライバル闘争”が勃発していた頃でも、あくまでも”主役”は猪木だった。そして、猪木が”参院選”出馬するまで”エース”を張っていた、という所に”新日本=猪木”という”普遍の方程式”を作ってしまったのは言うまでも無い。

やがて、全日本では三沢、川田、小橋、田上ら”四天王”の時代が訪れ、新日本では橋本、武藤、蝶野ら”闘魂三銃士”の時代が訪れる事になる。”全日四天王”は、”リング上”で”危険技”を多用した体を張ったプロレスを演じる事で”強さ”をアピールし、”闘魂三銃士”は、”猪木-小鉄ライン”による”しごき特訓”によって培った”技術”と”精神”を打ち出す事によって”強さ””巧さ”をアピールした。しかし、”前者”は徹底した”受けの練習メニュー”とリング上での”しごき”があったからこそ、彼らは未だにその”丈夫さ”を保っているのに対し、必要以上に過酷な”練習メニュー”でしごかれた”後者”はその”ツケ”によって後々体に”ダメージ”を与える事になってしまったのである。更に、”前者”は”次世代”の選手を自分達と同じようにリング上で鍛え上げたのに対して、”後者”の方はあくまでも自分達が”主役”を張れるカードが優先され、”次世代”の選手は今度は”長州-馳ライン”による”実践重視”の”練習メニュー”で育てられるようになった。ここら辺が、後の両団体の”明暗”を分ける事となったのは言うまでも無い。

やがて、両団体には大きな”転換期”が訪れる事になる。まず、全日本の方は”創始者”ジャイアント馬場が”胃ガン”のため他界。続いてジャンボ鶴田も”B型肝炎”の為”引退”し、三沢新社長による”新体制”になるも”新オーナー”馬場元子夫人との”確執”によって三沢、小橋、秋山ら多くの選手が”離脱”。そして、彼らは新団体”NOAH”設立。全日本には川田と渕らが残り、ハンセン、ブッチャ-、ウィリアムスら”主力外人”も残る事で何とか継続したものの、やがて”宿命のライバル”新日本との”交流戦”を余儀なくされる事になる。
一方、新日本の方は、”創始者”アントニオ猪木が当時の”長州体制”の新日本を「戦いが無い!」として批判。その頃、K-1、PRIDE等の”格闘技ブーム”が本格的になり、実際その時点でPRIDEの”エグゼクティブ・プロデューサー”でもあった猪木は、”秘蔵っ子”小川直也を引きつれ”長州新日本”に宣戦布告。そして、当時の新日本の事実上の”エース”だった橋本を”陥落”させた後、とうとう”離脱”にまで追い込んでしまった。その橋本に代わって事実上の新日本の”要”となった武藤も、猪木が強引に強いた”格闘技路線”によって”蚊帳の外”に追われる形になり、”三冠ヘビー”、”世界タッグ”、”IWGPタッグ”のベルトを同時に保持していたものの、結局藤田和之の持つ”IWGPシングル”にはありつけず、今度は武藤も離脱。そして、全日本移籍。
そして、武藤、小島、カシンらを迎え入れた全日本は、”紆余曲折”がありながらもやがてかつての”勢い”を取り戻す所まで回復したのである。

新日本が、橋本、武藤といった”両看板”を失い、その後ろにいる永田、中西、天山ら”第三世代”も猪木主導の”格闘技路線”でくすぶり、更に蝶野が”現場責任者”にあったあとでさえも、”外敵”高山や星野勘太郎率いる”魔界倶楽部”に手を焼いていた頃に、NOAHは”欠場中”の小橋を欠きながらも、”社長”である三沢と小橋に代わって”エース”を張った秋山、更には”フリー”の高山らが中心となって実に充実したプロレスを行っていた。やがて、小橋が”復帰”すると、自力で”エース”の座を取り戻し、三沢から”GHCベルト”を奪取した事によって”絶対王者”に君臨した。また、全日本もK-1の石井館長に乗せられて、プロレスエンターテインメント”WRESTLE-1”で失敗。手痛い”負債”を抱えながらも、武藤を中心に何とか盛り返し、そして、川田の”怪我”からの復帰、橋本率いるZEROーONEとの提携によって完全復活。橋本が”怪我”によって返上した”三冠ベルト”を川田が奪取し、そして”絶対王者”となった。
NOAHの小橋、全日本の川田が”絶対王者”として10回以上の”防衛”を重ねている間、新日本は高山→天山→中邑→返上→天山→健介→サップ→返上→藤田→健介→天山と9度の”王座移動”があった。しかも、その中で4人は”外敵”というように、”新日本隊”の”衰退”はもはや否定出来ないものとなった。

そして、今年2月16日、代々木体育館にて、”三冠王者”川田に挑戦した小島は、27分04秒、ラリアットによって川田を破り、”第33代三冠ヘビー級王者”となり、川田から本格的に”王道継承”をした。そして、その4日後、2月20日、両国国技館において、かつての”良きパートナー”にして”宿命のライバル”であった天山とお互いの団体の”至宝”を賭けた”IWGP&三冠ヘビー級ダブルタイトルマッチ”を行い、59分49秒、KOによって小島が”三冠&IWGP王者”となり、”全日本代表”の意地を見せた。ここに、本当の意味での全日本の新日本に対する”勝利宣言”をした、と言っても過言ではないだろう。小島は”元新日本”の選手だが、”全日マット”へ移籍して、川田より”王道プロレス”を叩き込まれた小島は、あくまでも”全日本”の選手として天山と戦ったのは事実。要するに、”馬場流王道スタイル”は現全日とNOHAに”分裂”した現在でも根強く残っているのに対して、”猪木流ストロングスタイル”は現在の新日本ではかなり希薄になっている、という事なのであろう。むしろ、現在それを受け継いでいるのはPRIDEやパンクラス辺りなのだろう。

そして、”NOAHマット”でも、3月5日、日本武道館において力皇が27分11秒、無双によって”王者”小橋を破り、”第7代GHC王者”となった。これによって、現在の”メジャータイトル保持者”は、全日の”三冠”及び新日の”IWGP”に小島、NOHAの”GHC”に力皇、いずれも”王道スタイル”の”遺伝子”を受け継いだ者が、”時の覇者”として君臨しているという事実。”受け”というものを重視し、”肉体作り”を大事にし、そして何よりも”プロレス”を大事にしてきた”馬場プロレス”を受け継ぐものが、現在の”日本プロレス界”を支えているのは確か。”格闘技的”な物を目指す為に、”受け”より”攻め”を重視し、”スピード”と”柔軟性”を重視する為に”肉体作り”を程ほどにしてきた”猪木流ストロングスタイル”は、現在K-1、PRIDE等にそれらを全て持っていかれる形となり、結果的に”全日系”と”格闘技系”の間で徐々に”衰退”へと向かっている状態。今後、新日本に”快進撃”はあるのか!?
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  1. 2005/05/01(日) 09:41:05|
  2. プロレス|
  3. トラックバック:1|
  4. コメント:2
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コメント

面白い!!

こんにちは
とても冷静にかつ客観的な話の展開で非常に的を得ています。確かに受けの全日本、攻めの新日本です。
新日本からUWFそしてプライドと変化していったのは当然の流れですね。修斗、パンクラスも源流は新日本。新日本の役目は終わったのでしょうか?
いえいえ”プロレスの中に総合が含めれる”という夢をまだ持っているまだまだ新日本に頑張ってほしいと願うばかりです。
しかし、棚橋、中邑がオーラをまとうには未だ経験が足らない。。。ゼロワンの佐藤、崔に僕は期待しているのですが、破壊王が新日に戻ることで彼らに光を当ててほしいと思っているのです。まぁ今の破壊王には無理か・・・・。小川に馬場流の受けがあればホントに強いのに・・・。ああ愚痴になってしまいました(^^;)
  1. 2005/05/01(日) 13:26:31 |
  2. URL |
  3. らくえん #JalddpaA
  4. [ 編集]

でも、新日は”新三銃士”の中で実は最も”支持率”が高かった柴田さえも上井主催の”BIG MOUTH”の方に奪われてしまい、結局、”真の戦い(プロレスとしての)”を魅せられるレスラーの殆どを外へ逃がしてしまったんですよね。で、最終的に残った選手が今のような有様ですから(汗) まぁ、橋本が離脱した時点で、新日は事実上”崩壊”したのも同然なのでしょう。

でもって、話は変わりますが、らくえん氏のブログをリンクしたいのですがよろしいでしょうか?
  1. 2005/05/01(日) 13:43:06 |
  2. URL |
  3. スーパーpsy野神 #-
  4. [ 編集]

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K-1:フジテレビ 今日、今さっき、フジテレビの格闘技のK-1を見ましたにゃ。極真空手の選手が格好良かったですにゃねぇ^^やっぱり男同士、何かをかけて戦う姿勢はとっても凄格好良いいですにゃ。あこがれますにゃ。女性には無い何か、大切な物を守る戦い(?)が垣間見れた
  1. 2005/05/01(日) 23:40:32 |
  2. K-1:自動車にゃー

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